石塔の十三重の塔は
比較的多くみられるが
木造で十三重の塔となると
たぶん ここ談山神社だけでは
なかろーか
本当に十三あるか数えたら
ちゃんと十三ありました
この日はあいにくの雨の中
十三重の塔が静かに立っていました
神社なのに仏塔があるのは
昔はお寺だったからだという
調べてみたら割と新しくて
昭和29年製だって
このブログを見ている人の中に
同級生がいるかもしれない
このうち持国天と多聞天は解体修復
増長天と広目天は平成の造立だそうな
圧巻だったのは朱の大塔の中
胎蔵界大日如来を中心に
金剛界四仏を配し
十六の菩薩を柱に描くという
空海さんの愛した立体曼荼羅
そういえば東寺の講堂にも
並べ方は異なるが立体曼荼羅があった
ここも空海ゆかりのお寺だ
その中枢たるこの主殿は
ちょっと変わっていて
お寺の設備がほとんどない
なんていうか二条城みたく
迎賓館の趣がある
お寺としての「お勤め」系は
西隣の壇上伽藍エリアで
行われるようである