イヌでなく ネコでなく
ウシではなく ウマでもない
やっぱこれが シカの顔
見れば見るほどヘンな顔
目の位置が
実にチャーミングではある
ちょっと(ずいぶん?) 前の話であります
ハウルの動く城 なる映画の中で
主人公ハウルの言った言葉 ウマシカテヲ
「馬鹿手を」 と聞こえました
コイツ何を一トン もとい 何を言っとんのか と
思っていたら
「美味し糧を」 でした
・・・単なる鹿つながり ということで
西の京からバスに乗って
奈良駅にやってきた
この坂は 知る人ぞ知る
というほどではないが
興福寺南円堂の下の階段
暑い夏の日だったな
誰かの思いとか願いが
この一灯に託されている
ゆらめく ともしび
この規模の建物を
一旦全部ばらばらにして
それを一から組立て直すって
たぶん世界中で日本人にしか
できない芸当だと思う
確かに新築するほうが
はるかに簡単である
先人への尊敬が
それをさせないんだと思う
・ 他の財やサービスと区別するための
名称、言葉、記号、シンボル、デザイン
・ 強いブランドは期待を常に裏切らない
そんなことを知ってか知らずか この瓦
立派な唐招提寺ブランド
金堂だけでも4万枚使われているというから
半端な品質ではお勤め出来ないことは明白
今回の唐招提寺参観は
一つ収穫があって
それが この裏側より見た金堂
柱の配置は左右対称であって
裏表も対称なんです
なのになんで正面から見ると
雰囲気が違うのか発見しました
正面は「柱」だけで壁が無いんです
(↑↑↑ 吹き放しと言うそうです)
それであんなに懐が深く感じたんです
西の京にある
世界遺産 法相宗 大本山 薬師寺と
同じく世界遺産 律宗 総本山 唐招提寺
いずれ劣らぬ名刹であります
個人的には唐招提寺のほうが
渋くて好きなんですが 問題は この金堂
撮影の時どんなに趣向をこらそうとしても
結局この構図になってしまうんです
木造建築は
この時代に既に完成していたんですねぇ
あと2ヶ月もしたら
これが真っ赤になるって
結構ステキなことだと思う
だから
今年の秋はぜひ
普通の秋になって欲しいなあ
件の郡山城址から近鉄で
2駅ほど北に上がると西の京地区
平たく言えば 薬師寺,唐招提寺エリアになる
まずは薬師寺
さすがの世界遺産と言いたいところだけど
外側をぐるり一周回ってみると
意外と ボロなところが見え隠れ
土塀なんか こないだの台風の
被害が気になってしまう崩れ方を
していましたよ
奈良県は郡山
少し乱暴に言うと
東大寺と法隆寺を結んだ線の
中間地点
そこの郡山城址にあって
復元された 追手向櫓
「おってむかいやぐら」 と読みます
不思議な名前だと思って
調べてみたら
追手門(お城の正門)の
向かいにある櫓・・・・だそうです
そのまんまです
一見 無粋な手すりに見えて
なかなか どうして
けっこう イキなデザインを
していると思う
にらめっこしていると
桜がホンモノに見えてきたりして
遊び心あふれる
擬似窓が そこにあった
ぬいぐるみだったら なおさら
今年の夏は堪えたと思う
夏バテのPooh と 麦藁帽子
たぶん アンティークの範疇に入るであろう
ホンダのバイクが公園の片隅に
悠然と止まっていた
日本のメーカーならではの
楷書の美しさを感じた
ハンドルの上にあるヘルメットも
良い雰囲気を出している
これがどんな車種なのか
誰か教えてくれないかな
写真は7月の終わりに
奈良に行ったとき
とあるお家の庭先で撮った
トクサ(砥草)の風景
地下から上がってきた
セミの抜け殻が
たくさん残っていた
見るだけでセミの鳴き声が
頭の中に鳴り響く
今年の夏は 暑かったなあ
本当に 暑かったなあ
わさわさ というか
モフモフ というか
この感覚が好きなんです
ついつい撮ってしまうんですよ
森と林の違いは
「木」が多いか少ないか
だとばかり思っていたら 実は
人が作ったのが「林」
そうでないのが「森」
林は 人が生やしたから 「ハヤシ」
なんだって
滑って転んで
折れて倒れて
もたれて曲がって
カオス溢れる 山の上
あまり懐古的なことは
書きたくなんだけど
あたしらがチビの頃は
トンボなんて それこそ
そこいらじゅうに居たので
写真を撮ろうなんて
夢にも思っていませんでした
それが今では珍し系だもんねー
<言い訳>
ピンが甘いのはコンデジに免じて
許されたし
緑の中に映える強烈なオレンジが
眩しい コオニユリです
少しエフェクトを掛けてみたところ
面白いカラーバランスになりました
こういう作業を 「現像」 と称するあたり
銀塩の名残があって楽しいものです
この場所は ここ何年か
ほぼ毎年来ている
そしてこの苔むした木を見るたびに
『プードルだ』 と思う
気のせいと言われれば
まあ その通りなんだけどね
地面が苔に覆われるためには
それこそ色々な条件が
上手い具合に組み合わされないと
実現できないんだそうな
日本にも何箇所とあるわけではない
神秘的空間
腐海 を思い出した....
何の変哲もない山が
やけに魅力的に見えていた
2000m級になると
趣が違ってくる
それなら3000m級は....
残念ながら まだ行っていない
これが ヤドリギ と知ったのは
2年前だったかなあ
名前は昔から知っていた割には
実物を見たことがなかったので
感動した記憶がある
その成長の過程で
自動的に丸くなるそうな
そんなわけはないだろう と
よくよく見たら
キンバイソウ でした
漢字で書くと 「金梅草」 となって
畏れ多い名前になります
綺麗なオレンジの萼片でした
ここいらで一発
黄色い花を出しておかねば
ということで ツキミソウ
ホントいうと ニッコウキスゲを
出したかったんですが
微妙に季節を外してしまいまして
また来年のお楽しみになりました
ありふれたシシウドなんですけど
線香花火のように見えませんか
気のせいかもしれません
でも そう思っておきましょう
花ってのは
びっくりするくらい
精緻な構造をしていると思う
また虫たちとの
Give & Take の関係も
絶妙であるな
花は 色々調べて
曲がりなりにも判るようになってきたけれど
樹木となるとまだ修行が足りないようで
「気になる木」 の域を出ておりません
まあ 「いい感じ」 な木でありました