大台ケ原という名前だけは
以前から知っていました
でも ここまでの絶景だとは
思っていませんでした
この紅葉で覆われた
大きい岩の下は
渓谷に向けて一直線の急降下
もしかして スゴイところかも
大台といえば ここ大蛇嵓
(嵓というのは岩の古語らしい)
正確には画面中央やや左の
グレーの服を着たおっちゃんの
さらに左に見える
突き出た岩のことを指す
標高1600mのところに
飛び出た断崖で
覗き込めば 1000m下の
渓谷がみえる超^2絶景
鎖がなかったら
近づこうとは思わない
件の展望台から東を望むと
熊野灘が見える
家に帰って地図を紐解いたら
海まで 15Kmくらいであることが
わかった
なるほど こんなに近かったら
台風による被害が大きいわけだ
大台ケ原山の最高地点は
三重県側にあって日出ヶ岳といい
標高 1695mの三重県最高峰
西に大峰 東に熊野灘を望む
屈指の展望スポットである
これは頂上に建てられた展望台
なかなかの眺望なんだけど
屋上屋の感は否めない
大台ケ原というところは
伊勢湾台風のせいで
バッタ バッタと樹がなぎ倒され
それを契機にいろいろな
悪循環が発生して
今に至るのだそうな
自然の猛威による自然破壊が
進むという
理不尽極まりない山である
そうなんです
花でもないのに
美しいんです
花でもないのに
たくさんの色を持っているんです
それを光に透かすと
たまりませんね
山を白く染め上げるのは 桜
鮮やかに彩るのは 紅葉
ただし
これだけの紅葉を見ようとしたら
それなりの体力を必要とする
ここが桜と紅葉の決定的な違い
と 勝手に思っている
キレイダナ
紅葉がめっきり少なくなった
といっても
あるところには しっかりある
撮影場所は大台ケ原
オーケストラの指揮者を取り巻く
バイオリンのイメージで
撮ってみた
今回の京都も
例によって全部 徒歩
で さすがに疲れたので
錦市場の甘いもの屋さんに
入って ぜんざいを注文
何かのキャンペーンで
お餅が1個オマケに付いてきた
美味しゅうございました
御所は 天皇の居所
城は 将軍の居所
まあ 簡単に言うと こうなる
不覚にも今まで生きてて
このことを知らなかった
悪あがきの言い訳をすれば
お城の格好をしてないんだもん
Imperial Palace なんですけど
東京では皇居と言い
京都では御所と言います
二条城なんかと比べると
意外と簡素であるような
気がします
だだっ広いのは別として...
オレって
この構図が好きみたい
・・・・・
という問題はおいといて
ここ錦市場
いろいろな評価があるのは
承知していますが
個人的には京都そぞろ歩きの
ワンダーランドの一つに
オススメいたします
ここの人たちの手にかかると
路地でさえも
一幅のアートに昇華する
おそらくは世界中の
どこに行っても これほどの
美意識を持ち合わせた
街はないと確信する
京都の
路地シリーズの第2弾
特徴お分かりですか?
・・・そうなんです
せまっ苦しい路地なのに
掃除が行き届いていること
なんです
京都でよく目にする
××小路というのは
このような感じである
驚くべきは
たとえばこの路地の先が
四条通だってこと
東京の銀座通りを
一回曲がっただけでは
こんなDeep Spaceに
迷い込むことはない
ロンドンのテムズ川
パリのセーヌ川
上海の黄浦江
東京の隅田川
大阪の淀川
ニューヨークのハドソン川
・・・・・・
大体において大都市と川は
セットである
ところで京都の鴨川だけ
なんでこんなに浅いんだろう?
いつもであれば
ここからさらに北に抜け
平安神宮とか南禅寺に向かう
ところなんですが
今回は 西に行くことにしました
京都の銀座 四条河原町へ
れっつGO!
実際に京都の中を歩いてみると
幕末の位置関係が見えてくる
新撰組主流派と袂を別った
高台寺党の屯所と
新撰組の本拠地の壬生は
御所を挟んで東西対称の
位置にあって
いずれも御所から直線距離で
約3Kmであることや
伊東が暗殺されたとされる
油小路は彼が帰宅するルートから
考えると地理的に変だ
なんてことを考えるのが面白い
・・・そういう人にとっては ね
その寧々の道を北に上がった
突き当たりに大雲院の屋根が
あって その左手に祇園閣という
高い塔がそびえている
先端は鶴だという
こんなに超有名な場所にあるのに
いつもは公開していないので
実は私を含めて 知らない人が
多いのではないか
大雲院はともかくとして
祇園閣は新しいらしい
噂によれば銅閣になったかも
しれないそうだ
もうひとつ噂によれば
『寧々の道』から『寧々の小道』が
分岐しているらしい
ホント 狭いくせに興味は尽きない
これ 清水から八坂に抜ける
寧々の道
平たく言えば 高台寺の近くの店
はっきりいって謎の店
『よじや』,『青龍苑』,『くろちく』
なにかの暗号だな
嵐山な竹林と比べるのは
いささかつらいところでは
ありますが
京都にあるってことだけで
なんとなく絵になってしまう
この竹林の横に
緋傘を配したら
それはオイシイ画面に
なったに違いない
お茶席でよく見かける傘
赤でなく 紅でなく 茜でなく
まして朱でもない
緋色という
侘び寂びを重んじる茶道からは
なかなか想像し難いが
空間を演出する効果は抜群だ